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第204回 BPIA研究会『目からウロコ〜!』 (2026/4/21)

  • 4月4日
  • 読了時間: 7分

更新日:5月4日

コケるべきか、コケないのか、それが問題だ

 〜「苔」の魅力と産業化について〜


講師:

グリーンズ・グリーンホールディングス株式会社

代表取締役

竹林 陽一 氏


◾️ 開催レポート ◾️

参加者のコメント


⚫︎ 講話を聞くまでは「苔」からビジネスへの翻訳イメージが持てずにいましたが、その実態は「徹底したオペレーション設計の話」であったことが衝撃でした。

また、第200回記念講演での「流動性知能」「結晶性知能」の概念を踏まえ、「人間=変化に適応する流動性知能」「自然=長い時間をかけて蓄積された結晶性知能」と捉え直す視座を得ました。

この視点は、自身の業務における「変化に対応する施策設計」と「蓄積されたオペレーションの最適化」をどう両立させるか、という問いにも接続できると感じています。

単なる人間観に留まらず、異なる性質の“知能”を前提に、意図的に共生構造を設計する重要性を理解できたことが最大の価値です。


⚫︎ 「一見価値が低い・理解されにくいものでも、視点と構造次第で事業に転換できる」という点が最も大きな気づきでした。

特に、「苔」というニッチで誤解されがちな対象を起点に社会課題解決と収益事業を両立させながら産業化まで構想している点から、価値は対象そのものではなく、意味付けと仕組みで生まれると強く感じました。

また、大企業から異分野に飛び込み、事業を創られている点も含め、「やりたいことをビジネスとして成立させる覚悟と設計力」が価値になると認識しました。


⚫︎ 企画において、「既存の枠組みの中でどう改善するか」ではなく「そもそも価値の見せ方・構造を変えられないか」という視点で再設計したいと感じました。


⚫︎ 産業化に際して、「360度どの角度からも『やる理由』が明確に語れる」状態を作ることの重要性を痛感しました。

竹林氏が示した「産業化の4要素(技術の再現性・スケーラビリティ・経済性・需要の継続性)」や、ソフト・ハード両面での将来展望は、金融OSのシビアなロジックと苔への情熱が融合した結果であり、このレベルの設計がなければビジネスは成立しないと実感しました。

現在進めている顧客接点のデジタル領域においても、「なぜ今やるのか」「なぜこの設計なのか」を多面的に説明できる状態を作る思考に応用します。


⚫︎ 計画や数値、ロジックだけで事業を捉えるのではなく、現場に入り、身体感覚を伴って理解することが、結果としてビジネスの解像度や説得力を高めると感じました。


⚫︎ 今回の話の中で、身体を使うことで、デジタルや記号の世界から一度離れ、「手触り」や「感性」のある世界につながれるという点が非常に印象に残りました。

実際に触れ、育て、失敗を重ねる中で生まれる実感が、思考の質を変え、結果として新たな認知や創造につながっていく。

その循環こそが、事業における「リアル」であり、ビジネスの熱や温度感を生む源なのだと感じました。


⚫︎印象に残っていることは「身体性を重視する」という点です。

昨今は、コロナ禍を得てオンラインなどで全て完結することが多くなってきました。

しかし、オンライン上で聞いた話や、読んだだけでは本質を理解することは難しく、やはり現場に行って、現実を知って、現物を見る3現主義はオンラインが進んだこの世の中でも必要な概念だと改めて思いました。

自分が手を動かし、体を動かすことで、2Dが、3Dになり、4Dになり理解が深まりより現実味が出るのだと思います。


⚫︎ 身体性を重要視するために、今、足で沢山営業して行こうとしてます!直接お話しをし、リアルの声を聞き答えて行く!五感で感じ取れるようにしていきたいます!


⚫︎ 失敗上等! 何か失敗してもチャンスだと思い、考え、良い方向に立ち向かっていこうという点


⚫︎ 竹林さんと過ごしていると、その時間の10%くらいは苔の話をしてくれる。苔の種類だったり、苔のビジネスだったり。そういうカリスマに触れていると、自分の目も苔に反応するようになる。そう言った意味で、竹林さんのお話しから私が掴んだ価値は人に伝播する愛の強さなのかもしれません。


⚫︎ 取組へのリサーチと仕組みづくりの土台となる関心と思い切りの良さのバランスが大事だなと思いました


⚫︎ 苔の機能面がとても優れている事を考えると、家の壁材などとして一部だけでも使えたらいいなと思っておりました。(「エコカラット」のパネルタイプのようなもの。マンションだと土は置きたくないけれど緑化と調湿、空気清浄したいニーズが高い気がします。)その実現のためにもデータの収集を期待しております。

また、栽培に耕作放棄地を使われている点が素晴らしいと思いました。耕作放棄地で草木が荒れ放題になって危険な状態になっていると以前聞いたことがあったので、太陽光パネルなどではなくこう言った地球環境にやさしい栽培が広がるといいなと思いました。


⚫︎ 規模を拡大して苔を商材とすること。

軽量であることから屋上緑化が容易に行え、「メインテナンスフリー」だとすると管理コストを低減することができる。また、防草のニーズは多いと思うので、メリットを受けることができればビジネスが広がるように思う。 育成の手間がかからないとしたら、地方でのサイドビジネスとして成立するかもしれない。軽量なので、輸送コストも低めかも。


⚫︎ 普段、農業イコール食でしか考えていなかった、農業生産で考えると、自分にとっては新しい感覚でとても楽しかったし、これからの農業の可能性を感じた


⚫︎ 身体性を重要視することで、思考の質にも変わる事!忙しいと思っている時ほど、ちょっとパソコンから離れると良い気づきが、生まれたりするなと感じます!



◾️ 開催概要◾️

タイトル

コケるべきか、コケないのか、それが問題だ

 〜「苔」の魅力と産業化について〜

日時

2026年4月21日(火)

18:00〜 アクセス可

18:15〜20:00 研究会

講師

竹林 陽一(たけばやし よういち)氏

グリーンズ・グリーンホールディングス株式会社

代表取締役

申込方法

BPIA会員以外の方も参加できます。

事前のお申込みが必要です。

下記フォームまたはFacebookイベントページよりお申込みください。

開催方法

Zoom

※参加表明をいただいた方には、後日、開催情報(URL等)をお送りします


【Zoom開催にあたっての注意事項】

※ 表示名は「氏名」にしてください。

 受付時にお申込者リストと照合するため、お名前がわかる状態にしてください。

 表示名がリストと一致しない方は、ご退出いただく場合があります。

※ 参加者の方も「顔出し(カメラON)」でご参加ください。

  移動中等、顔出しができない場合は、事前にご連絡ください。

※ 質問の際以外は、ミュート(マイクOFF)にしてください。

※ 初めてZoomをお使いになる方は、事前にZoomのインストールが必要です。

備考

勧誘・セールス・就職活動等を目的とした方の参加は固くお断りします。


◾️ 講師より ◾️

これからしっかりと成長していかねばならない事業ステージなので、このような場でお話しさせていただくのは僭越ではありますが、顧客との会話においてさえ「藻」と混同され、陰は薄くじめじめしたイメージの植物「苔」について、日当たり良好な事業実例も交えながら、明るく前向きにお話させていただければと思います。


本講演では、元金融マンの私自身が、なぜ「苔」に魅了されたのかに始まり、社会における課題解決にも関わりながら「苔」を産業化していく物語の序章(笑)とこれからについて、以下のような構成で語らせていただきたいと思います。


・「苔」との出会い、その美しさと生態の魅力

・日本人にとっての「苔」、地球人にとっての「植物」

・「苔」を活用した収益事業、身体性への意識とともに

・失敗も乗り越えて

・「苔」の産業化に向けて


ビジネス視点をもって、やりたいことをどう実現するのか。事業上の今ある課題をどのように解決して、今ある、またはこれから生まれる強みをどのように活かすのか、常に考える日々です。事業拡大の大きな流れに乗るためにも、オールジャパンを意識しながら、「苔」を通じた社会課題の解決に尽力していきたいと考えています。


竹林 陽一 

グリーンズ・グリーンホールディングス株式会社

代表取締役


米国留学から帰国してモルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックスにて金融商品開発に従事した後、ベンチャー業界へ。農業、アート、医療、ハイテク領域でCEO/CFOとして参画してきた。その傍らで、現代アートを活用したビジネスパーソン向けの教育活動やアーティスト支援にも携わる。

日本農業経営大学校非常勤講師兼同イノベーター養成アカデミー客員教授等。

東京大学工学部化学生命工学科卒、コロンビア大学大学院博士課程中退(修士号M.A.取得、分子生物学)。



■ ナビゲーター

井ノ上 美和

■ 主催

BPIA (ビジネスプロフェッショナルインキュベーション協議会)


 
 

Business Professional Incubation Association

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