NEXT MANAGEMENT 勉強会 2025年度 第4回(2025/8/19)
- 2025年8月3日
- 読了時間: 5分
更新日:2025年10月5日

NEXT MANAGEMENT 勉強会
『なぜ低い、日本の生産性 ~ 生産性を高めるには』
【2025年度 第4回】
「AIによる生産性向上とは?」
発表担当者: 岡本 嗣典 氏
■第4回のテーマと目的
第4回は「AIと生産性」をテーマとし、「AIは仕事を奪うか」、「生産性とAIツール」、「AIは革命か?」について議論がおこなわれました。
■ディスカッションのサマリー
AIについて
1.DXの定義
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」
(経済産業省「デジタルガバナンス・コード2.0」 2020年11月9日)
2.DXって、中国語では、Digital Transformation = 数字化変形
・デジタル化とはつまり、「数字化」。 Bit化じゃなくてDigit化
・数字じゃないものを計算してしまうツール、それがAI !
・DXにおいては数字化すること自体にも大きな意味がある
3.DXはAIがあってこそDX
・デジタル化とは、コンピュータで処理できるようにすること=数字化とは電子計算
機で計算できるようにすること
・AIによって、数字以外のものが計算できるようになった
4.デジタル化とは
第1段階(1980年代):信号のデジタル化
第2段階(1990年~2010年代):情報のデジタル化・・・IT化(Information Technology)
第3段階(2020年~);意味のデジタル化・・・ST化(Semantic Technology)
・デジタル化の第3段階では、何よりもAIが重要
Ⅰ.AIは仕事を奪うか
・マイクロソフトの研究者がAIの影響を最も受けやすい40の職業を発表、教師もリ
スト入り
・AIの進化により初級レベルの職が減少
・米テック業界、AI代替で雇用絞り込み
・ホワイトカラーの仕事の7~8割がAIによってなくなる可能性
・エンジニアの仕事は無くならないという意見も多数
・AIに代替される仕事とされない仕事
Ⅱ.生産性とAIツール
・生産性に効く主要なAIツール(オフィスワーク編)
①情報処理・文書作成系、②データ分析・可視化系、③タスク管理・プロジェクト支
援系、④コミュニケーション効率化、⑤クリエイティブ支援、⑥専門業務特化型
・生産性に効く主要なAIツール(エンジニア職編)
① プログラミング支援(ペアプログラミング/バイブコーディング) 、②設計・モ
デリング支援、③バグ検出・品質保証、④ナレッジマネジメント・検索、⑤製造・現場系(ハードウェア技術職)、⑥創造性拡張
・AIツールの適用分野
・効率向上(Efficiency)、・品質向上(Quality / Accuracy)、・コミュニケーション
支援(Communication)、・意思決定支援(Decision Support)、・知識管理・共有
(Knowledge Management)、・創造性拡張(Creativity / Innovation)、・学習・スキ
ル拡張(Learning / Upskilling)
・生産性に対する考え方→生産性とは投入(input)に対する算出(output)の割合
生産性の極シンプルな定義生産性=Output(産出量)/Input(投入量)
・AIの適用分野:InputとOutputのどちらに効くか
① 短期的な生産性改善→効率向上(Efficiency)、品質向上(Quality / Accuracy)
② 加価値や競争力の強化→意思決定支援(Decision Support)、知識管理・共有
(Knowledge Management)、創造性拡張(Creativity / Innovation)
③ 組織力や人材力の底上げ→コミュニケーション支援(Communication)、学習・スキル拡張(Learning / Upskilling)
・分子に効くソリューション、分母に効くソリューション
① 分子増加型(Output拡張)→意思決定支援(Decision Support)、創造性拡張(Creativity / Innovation) 、学習・スキル拡張(Learning / Upskilling)
② 分母削減型(Input効率化)→効率向上(Efficiency)、品質向上(Quality /
Accuracy)、・知識管理・共有(Knowledge Management)、・コミュニケーション支援(Communication)
Ⅲ.AIは革命か?
・DX/AIがもたらすのは革命か?→DX/AIで変わる社会=AI革命
デジタルがもたらす大転換(Digital Transformation - DX )
・「革命」がもたらした変化→①技術的基盤、②生活様式の変化、③社会構造への影響、④経済システム、⑤生活・文化、⑥「革命」と呼ばれる意味
・職への影響→「革命」により、一時的に職が奪われる可能性はあるが、職を失ったホワイトカラーはどこにいくのか。AI革命の雇用への影響と課題。
・豊かなマイルドヤンキー共和国の実現→マイルドヤンキーがきちんと暮らせる国が豊かな国、リスキリングでデジタル格差を解消し、現業系の仕事でもAIを活用し所得を増やせる社会を実現、デジタル強者に富を偏在させない社会制度の再設計、スマホしか使わない人にもAIの恩恵を
議論
・AIを利用すると生産性は上がるが人間の能力開発に影響を及ぼす可能性がある
・AIに頼って能力を使わなくなると人間は退化する
・AIだけに判断を委ねるのは違う(感性がまだ人間に追いついていない)
・AIに意思決定を委ねるのではなく新しい価値の創造に活用する
・誤った情報の可能性があるのでファクトチェックは必要
・日本はワークシェアリング等生産性を上げない政策を進めてきた
・トップレベルの芸術は今後も残るがそのレベルで無いものはAIに置き換わっていく
・AIを活用する人材だけでなく人間に依存する能力を持った人材が必要
・生産性が上がり他の仕事へ異動できる人材が増えたからといって創造性のある仕事がで
きるようになるのか
・同じ仕事しかしてこなかった人材は新しい仕事へのシフトチェンジは難しい
・生産性を上げて業務が減少した分プライベートな時間を増加させている企業もある
・AIはテーマが大きいので今後AIについて細分化したほうが良い
第4回は「AIによる生産性向上とは?」をテーマにディスカッションをします。
第1回〜第3回に参加できなかった方でも、ご参加いただけます。
ぜひ積極的にご参加ください!
【開催概要】
タイトル | AIによる生産性向上とは? (発表担当者:岡本 嗣典 氏) |
日時 | 2025年8月19日(火) 18:30-21:00 (受付開始 18:15〜) |
会場 | 株式会社ソフタス 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル 701 会議室 ※ 会場開催のみとなります。オンライン配信はありません |
募集人数 | 10名程度 |
参加費 | 無料 |
対象 | BPIA会員限定 (新任役員、新任管理職・初級管理職、テーマに関心のある方) ※ 通年(4回開催予定)で参加いただける方を歓迎しますが、都度参加も可能です。 |
■ ファシリテーター
株式会社ソフタス 田口正則
株式会社北陸ソフタス 角丸英樹



