『ゼロから上場まで!~新しい農産物流通への挑戦~』
講師:
株式会社農業総合研究所
代表取締役会長CEO 及川 智正 氏
【開催後レポート】
参加者のコメント
成功の反対は「やらないこと」
無くなるもの、減少していくものの代わりに何にかわっているのか、何が増えているのかをセットで考えていきたいと思いました。
今日のお話の中で、「問題、課題の捉え方」がすごいなと思いました。
問題、課題をとらえた時に、その問題、課題をしっかりと掘り下げ本質を見つけているなぁと思いました。しかも、その問題、課題の本質の裏付けとなるデータについても収集されている点ここは、今後マネしていきたいと思います。
リスクをとって変わるチャレンジをすること。小さな毎日の業務でも、問題意識と当事者意識を忘れないで疑う問いを続けることの繰り返し。
ヒト・モノ・カネでなくプロセスに着目する。
日々起こる問題の対処は、仕組み(プロセス)がどうなっているかを主眼にする。
一般的に農業の問題だと思われていることが実は問題ではない、だから温度差があるというのには驚きました。
問題の切り口を正しく把握するためにはやはりリアルを知ることなのかと思います。
お客様の生の声に耳を傾け、先入観なく理解していきたいです。
農業問題として私が知っていたことが実際は問題ではなく、本質的な問題が別であったことに、気づいたこと。実際に話してもないとわからなかったり、現場を知らないとわからない視点だったり、視点を変える大切さを改めて感じた。
農業を再定義したこと
隣のビジネスはやらない
隣の隣を研究する
ゴール2にもありましたが、直接の顧客よりも「顧客の顧客」にも「調達先の調達先」にも活動を広げること。
・農業が悪いのは「仕組み」を変えれば良くなる。(ヒト・モノ・カネでなくプロセス)
・生産量からではなく、消費量から考える。(顧客目線)
・他社のアセットを使う(シンプルに絞り込み集中、共生)
・流通というプラットフォームを押さえる
・イノベーションの素(問題意識、当事者意識、志、謙虚さ)
・他者との協力(自分一人ではできないところを他者と一緒に協業する)
・人生で大切にしている事(時間の使い方、健康第一、楽しむ心)
・起業家として大切にしているところ(TakeRisk、自分を信じる、志を語る)
・ブレない姿勢
などなど、また、なにより及川さんの人柄がいちばんの要因なのかもとも感じております。
プラス思考を鍛えるという言葉を聞いて、鍛えるという発想が自分にはなかったように思いました。
ビジネスの前に人生の考え方としてシンプルに生きることが改めての学びでした。
『あれも・これも』になりがちな毎日、課題や問題に対し本質をつかみシンプルに捉えること。まさに日々の業務に繋がります。
夢と志の違い:夢は姿や手段であって、志は何をするのかということ
肯定的な意識をもって、とにかく前へすすめること。
「今は良い時代だ」という基本認識。
『志』が重要、響きました。挑戦。どうしても忘れがちになっている自分がいること。
ビジョンを持つことの大切さ
若い世代や子供達に対して、「努力は報われる」と言う人がいますが、それは成功者のスピーチであって報われない(結果につながらない)努力も有ると思いますが、昨日の及川さんだけでなく最近の「目からウロコの」講師に共通して言える事(気づいた事)は熱意は報われると言う事です。「情熱があれば何でも出来る。」そして楽しむ事だと気づきました。
当たり前に疑問を持つとビジネスに繋がる可能性がある。
農家、小売りをやってきていらっしゃって、その立場での利益改善を追求することでなく、農業と良くすると言う視点で、考えるようなところ。今のビジネス範疇でどう利益を出すかということが命題になってしまいがちです。
ユーザに利益を提供することがサービスだという感覚が強かったが、プラットフォーム(ツール・情報)を提供することで、ユーザも成長し、提供側の想像を超えた価値が生まれているように感じたところが目からウロコでした。
及川さんの志が一直線(手段と目的を見誤らない)なところが、一歩づつサービスを正常進化させているのも心に響きました。
農業という分野で大きな変化がないと思っていたが、ITと発想の転換で劇的に変革できること。
1人では無理だと思うことも良き仲間の力を借りる借りられる自分であれる様、自分も学び努力を怠っては行けないということ。
豊作貧乏のメカニズムを知りました。昨年、農水省の職員の話も聞きましたが視点と視野が大きく異なると思いました。
【開催概要】
タイトル | ゼロから上場まで!~新しい農産物流通への挑戦~ |
日時 | 2024年4月23日(火) 18:00〜 アクセス可 18:15〜20:00 研究会 |
講師 | 及川 智正(おいかわ ともまさ)氏 株式会社農業総合研究所 代表取締役会長CEO |
申込方法 | BPIA会員以外の方も参加できます。 事前のお申込みが必要です。 下記フォームまたはFacebookイベントページよりお申込みください。 |
開催方法 | Zoom ※参加表明をいただいた方には、後日、開催情報(URL等)をお送りします 【Zoom開催にあたっての注意事項】 ※ 表示名は「氏名」にしてください。 受付時にお申込者リストと照合するため、お名前がわかる状態にしてください。 表示名がリストと一致しない方は、ご退出いただく場合があります。 ※ 参加者の方も「顔出し(カメラON)」でご参加ください。 移動中等、顔出しができない場合は、事前にご連絡ください。 ※ 質問の際以外は、ミュート(マイクOFF)にしてください。 ※ 初めてZoomをお使いになる方は、事前にZoomのインストールが必要です。 |
備考 | 勧誘・セールス・就職活動等を目的とした方の参加は固くお断りします。 |
2007年に50万円ではじめたビジネスは、2016年に農業ベンチャーとして初の株式上場を果たし、今や売上高57億円へと拡大。
創業時2店舗だった「農家の直売所」は、2,000店舗を突破した。
それを実現したのは、農業への情熱と「持たない経営」。
ITを駆使して農家と消費者を直接結ぶ「農家の委託販売プラットフォーム」ビジネス。
このシステムにより、農家は自分の好きな農作物を、好きな価格で、全国のスーパーに自由に卸すことができる。消費者から直接「おいしかった!」の声が届き、ファンも作れる。
自分で値決めをするということは、高値で売ろうと思ったら、生産者自ら、ネーミングやパッケージなど売り方に工夫を凝らす必要があるということ。
片想いになりがちな農業支援ビジネスを、及川さんは上手に農家を巻き込みながら実現している。
2018年に『目からウロコ〜!』でご講演いただいた時にも
・となりのビジネスには手をつけない
・流通プラットフォームとしての機能を徹底して絞り込む。
あとは生産者と小売に委せる。当事者に考えさせる。
・内製化ではなく、アウトソースとアライアンスで成立させている点
・ほとんどITのことを語らずに、IT会社を語れている
など、たくさん目からウロコ〜を落としてくれた及川さんに、最近の動向と、今後の新しいチャレンジについてお話を伺います!
【講師より】
農業の本質的な問題とは何か?
その為に今何をしなければならないか?
半導体業界から農業界へ。
生産から販売までを実践し、ゼロから起業そして上場企業へ。
波乱万丈&面白人生のスパイスを、皆様へご提供いたします。
及川 智正(おいかわ ともまさ)氏
株式会社農業総合研究所
代表取締役会長CEO
昭和50年1月2日 東京生まれ。
学生時代から農業への危機感を覚え、会社員を6年間経験後、農業界へ転身。自分で農業を3年、青果店を1年実践し、その経験を活かし、2007年に現金50万円で農業総合研究所を設立。
起業後13年で取扱高100億円を達成。
多数のメディア出演や講演活動、農林水産省の委員、大学の講師も務める。
農業界の急成長企業、そして、農業ベンチャー初の上場企業として全国から注目を浴びている。
趣味はタップダンス。
【最終学歴】
1997年 東京農業大学農学部農業経済学科卒業
【職歴】
1997年 株式会社巴商会入社
2003年 和歌山県 新規就農
2006年 エフ・アグリシステムズ株式会社 関西支社設立 関西支社長
2007年 当社設立、代表取締役社長
2019年 当社 代表取締役会長CEO(現任)
2020年 カネマサ流通ホールディングス株式会社 社外取締役(現任)
■ 参考サイト ■
■ Forbes JAPAN
『農業スタートアップで初上場 「農業総合研究所」が挑む本気の改革とは』
■ PRESIDENT Online
『年収1億円の農家を生む「直売所」の奇跡』
■ナビゲーター
井ノ上 美和
■主催
BPIA (ビジネスプロフェッショナルインキュベーション協議会)
■共催
ITmedia エグゼクティブ
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