『日本から世界へ、
B2Bソフトウェア・スタートアップが、
エンタープライズと北米をターゲットにする理由』
講師:
株式会社Scalar CEO兼COO
深津 航 氏
【開催後レポート】
参加者のコメント
パートナーには期待しない、マーケティングはしない、など今まで持っていた一般的な考え方と真逆の部分で驚きがありました。
何よりそれを言葉だけでなく実践しているというところに驚きました。
また、新しいことをする時にまずはプロトタイプで入り、製品化を目指さないというのは参考になりました。
どうしても製品化を見据えて最初から取り組んでしまいがちですし、そのせいでスピード感や柔軟性を失っているかもしれないと思いました。
恥ずかしながらデジタル赤字は、これまで捉えていなかった視点でした。また、「既存の何かを否定してリフレームしなければ新しい市場は切り拓けない」というのは、深く共感しました。海外の有名学会での論文発表や、金字塔案件の獲得など明確なマイルストーンを置かれてこれまで事業を進めて来られたのは、感銘を受けました。
講演内容にも、質疑応答にもたくさんのことに気づかされました。が、なにより、深津さんの圧倒的な行動力、幅広くて深い知識・知見に感服しました。
自分が精一杯やっている"つもり"だったことに気付かされました。
基本に忠実。深津さんをはじめ、大きな成果を出している方は基本に忠実なのだと改めて感じました。
いくつかの本の考え方をもとにしている、とお話にあったのが印象的でした。
ビジネスに関わる本をたくさん読んでいても、自分の事業・仕事にしっかりと当てはめて考え、それに基づき実行するのはなかなか簡単にはできないことだと思います。
その考え方が必要だった、という事もあるのでしょうが、ご自身の事業を俯瞰して見て、セオリーに当てはめられる力や、作った計画を続けられる力、変更をいとわず柔軟に軌道修正できる力、課題を細かく分けられるという力をお持ちなのだなと感じました。
今の日本におけるスタートアップの意義、大事なことを聞くことができました。
スタートアップという軸ではありましたが、
・工程を見極めて「今」やるべきことを選択すること
・自分のやりたい事の重要性とやれる事の擦り合わせ方
・競合の考え方(競合が超えられない課題を超えることが最大の差別化)
など、自分の現在に活用できるヒントが沢山ありました。
また、知識としては持っていたものの「小さな目標と実現」が今の自分に一番大事なことだと気づきになりました。
本日は、様々な気付きを頂きました。
スタートアップの方々が、どのようなことを行なっているのか?製品を産み出した後に、市場にFitさせていっているなど、色々と目からウロコでした。
その中でも、今の私にFitする内容としては「お客様は本当のことを言わない(言えない)」と入った言葉す。「その裏にある本当の課題を見つけ出す」これは非常にタイムリーな気づきを頂きました。
「顧客は見たことのないものは想像できない」という事。
この言葉が、自分の仕事にもそっくりそのまま当てはまってとても共感できました。私は動画制作の仕事をしていて、IT関係の仕事でも起業しているわけでもないのですが、今まさに、シナリオ作り(0→1)、絵コンテづくりをして、ひとまずつなげた動画を見せて修正をかける(1→10)という事をやっており、業界が違っても同じなのだなと感じました。
マーケットフィットを目指すまでのステップとして、自分が作りたいものを作るというものとユーザーのニーズを取り入れるという話は聞いたことがありましたが、自身の中でどのように行うのかということが言語化できていませんでした。
「モノを見たユーザーのニーズを受け入れる」という話がありましたが、まさに目からウロコでした。
「ゴールデンサークル理論」の”「HOW」ではなく「What」”は、知っているつもりだが、実際に課題に取り組み試行錯誤し続けているといつの間にか見失うことがよくありました。終わって振り返ってみたときに「思っていた結果と違う」と違和感を感じたことも過去にあり、いま思い返してみると結局は「What」がしっかり定義できてなかったのだなと心当たりがありました。深津氏の講話の内容と質疑応答で答えられた内容は、常に一貫されており、私も思考に一貫した「軸」を持つことを行動に反映したいと決意しました。
1. 今、この船に乗っている人と目指すゴールを都度決める。
2. 1万人を超える営業活動
3. 知識の習得
スタートアップが成功する法則についていろいろと教えて頂いたことが、自分の思っていた「常識」とは違い、目からウロコでした。また、それは一般企業の新規事業でも当てはまることだとも思えました。
お客様は本当の課題を言わない(知らない)、0→1はマーケティングしないといった、自身が事業開発で普段意識していること、改めて気づかされたこと、知らなかったことがふんだんに盛り込まれておりあらゆるトピックが参考になりました。
トレンドに流されず、「自分だけが気づいている」課題を大切にした方がいいと気づいた。
大きく長いPJだからこそ、1日を大事にし、小さな目標を確実にクリアしていくことが、今一番欠けていることだと感じました。
launchfast&smallbatchを70%で繰り返す。(常に100%達成する事で活動していると進まないことが多い)
参考にされたものなどがあるにしても、実際は凄く地味な活動の積み重ね。活動を積重ね続けているのは、明確な目標に向かってぶれることなく進む(pivotはあるでしょうが)
弊社のビジネスは多くの個人情報を取り扱い、旅行に関するデータは特に集まりやすいものになっています。
データの価値というお話は言われてみれば当たり前なのですが、普段からデータをどのように活かせるのか、そこから何を生み出すことができるのかということを意識していなければいけないということを改めて強く認識しました。
労働集約型ビジネスモデルの限界・データベースの価値
デジタル輸入超過状態は日本を貧乏にする。
本物の例を学べたこと。
【開催概要】
タイトル | 日本から世界へ、 B2Bソフトウェア・スタートアップが、 エンタープライズと北米をターゲットにする理由 |
日時 | 2024年7月30日(火) 18:00〜 アクセス可 18:15〜20:00 研究会 |
講師 | 深津 航(ふかつ わたる)氏 株式会社Scalar CEO兼COO |
申込方法 | BPIA会員以外の方も参加できます。 事前のお申込みが必要です。 下記フォームまたはFacebookイベントページよりお申込みください。 |
開催方法 | Zoom ※参加表明をいただいた方には、後日、開催情報(URL等)をお送りします 【Zoom開催にあたっての注意事項】 ※ 表示名は「氏名」にしてください。 受付時にお申込者リストと照合するため、お名前がわかる状態にしてください。 表示名がリストと一致しない方は、ご退出いただく場合があります。 ※ 参加者の方も「顔出し(カメラON)」でご参加ください。 移動中等、顔出しができない場合は、事前にご連絡ください。 ※ 質問の際以外は、ミュート(マイクOFF)にしてください。 ※ 初めてZoomをお使いになる方は、事前にZoomのインストールが必要です。 |
備考 | 勧誘・セールス・就職活動等を目的とした方の参加は固くお断りします。 |
今回の講師、Scalar社の深津さんには、2月の「デジタルビジネス研究会」でもご登壇いただきましたが、まさに「目からウロコ〜!」な素晴らしいビジネスモデルを構築されていらっしゃるので、もっと多くの人に深津さんのお話を聞いていただきたいと思い、再度ご講演をお願いしました。
日本のICT関連の問題点をズバリ指摘し、ポジショニングやマーケティングなども含めた攻めのテクニックについて、お話いただきます。
前回は日程が合わず参加できなかった方もぜひこの機会をお見逃しなく!
【講師より】
日本は、2023年 約5.4兆円、10年で2.5倍になった「デジタル赤字」となり、IT後進国となってしまっている。日本のITを変えるためには、日本から世界を目指すソフトウェア企業が育っていく必要があります。
日本でソフトウェア会社を起業し、エンタープライズ領域を狙い、そしてなぜ北米を目指さなくてはならないのか。創業から、これまでどのような戦略で、どうやってソフトウェアビジネスを展開してきたのか、そしてこれからどうやって事業を拡大していくのかをお話しします。
深津 航(ふかつ わたる)氏
株式会社Scalar CEO兼COO
1998年名古屋大学大学院人間情報学研究科卒、日本オラクル株式会社入社。
サポートサービスを経て、Oracle Business Intelligence(BI)、Big Data製品の立ち上げを担当。
Oracle Corporation Oracle President’s Cup Award for Customer Satisfaction (FY12/FY12) など受賞多数。
2017年、独自分散台帳技術の開発と関連FinTech ソリューションの提供を主とする、株式会社Orbに最高事業責任者(CBO)として入社。
2018年、「日本発のソフトウェア・カンパニー」として株式会社Scalarを共同創業、CEO兼COOを務めている。
■ナビゲーター
井ノ上 美和
■主催
BPIA (ビジネスプロフェッショナルインキュベーション協議会)
■共催
ITmedia エグゼクティブ
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