『コミュニティドリブンで進化するビジネス
〜 様々な事例をもとにコミュニティの活用方法を探る 〜』
講師:
コミューン株式会社 プロダクト責任者
久松 佑輝 氏
【開催後レポート】
参加者のコメント
自分の思考がサービスを提供するという一方通行的な顧客との関係性に陥っていたことに気づきました。
コミュニティビジネスは、アンバサダーとはアプローチが異なっていて、より個性や個人が重要視され、共感を軸においた新しい感情発掘ビジネススタイルだと思いました。そして、双方向という関係性が大事であることがよくわかりました。
今までは広報パーソンとして対メディアのみにフォーカスしていたが、一般のお客様、コミュニティの情報波及力がメディアに匹敵すると感じた。
コミュニティマーケティングの成功のコツは、マーケティングだけでなく社内での新規施策等にも応用できそうだと思いました。
社内コミュニティをうまく使って新規の取り組みを広げるために、コミュニティマネージャや熱量のあるユーザにスポットを当てるなどの手法は活用していきたい。
大多数の意見を集めることより、強烈に熱量のある人の意見を集めることや、熱量のある人に絞ったチーム構成でプロジェクトを立ち上げるなど、選択や決定プロセスに採用しようと思います。
「顧客から本音を受けたら必ず反映する」
これはビジネスを超え、私が人と人のコミニュケーションにおいて重要としている事です(堅苦しい話ではなく、本音には本音で応えたい、と言う考えです)。
相手に心を砕き個人間のような関係を築いていくことが"個人の発信力が強い現代において企業側に求められている事"は、まさに目からウロコでした。
従業員と顧客をつなげるという発想は、とても良い観点だと思いました。
当社の従業員は、自社のビジネスについての理解が浅く、共感が薄いのではと思っています。その点で、コミュニティはひとつ起爆剤になるのではと思いました。
まさに今、どの様にコミュニティを活性かするのか?などなどを検討している最中でした。
特に、初期にどんな人に参加いただいて、初期にどの様に活性化するのかを悩んでいるところでした。また、少し政治色がある物なので心理的安全性の確保については必須だと思っています。そういった点では、「初期ユーザの選定」「初期活性化」「心理的安全性」という点は非常に応用できるポイントになると思います。
BtoBtoEの新規ビジネスを計画中で、いかに共通の課題を他社の人たちが集えるシカケを作りたいと思っていたので初期のメンバーが大事などのポイントがヒントになりました。
最近新規顧客獲得が難しく、既存顧客を維持が重要であることを特に意識している。コミュニティマーケティングが有効であることを理解した。
初期ユーザーの選定。誰と何を目指すか。
新たなコミュニティを始動させる為に始めから目的が広がり過ぎない様に理解者に理念を浸透させる方法を取るべく進めて行きたい。
コミュニティの立ち上げでは幹となる「誰」と「何を目指す」かが重要、というお話は組織運営やプロジェクトマネジメントにも共通する部分があると思いました。どうしても枝葉の部分(手段)にフォーカスしてしまいがちですが「共通の目的」を見失わないようにしたいと思います。
顧客が求めるものを把握したいと考えていますが、特にコアな顧客ほど気を使って本音を言ってくれない傾向があり、これが課題です。この課題を克服するためには、顧客との信頼関係をさらに強化し、オープンで率直なコミュニケーションを促進する仕組みや環境を整えることが必要であり、自身のビジネスに取り入れていきたいと考えています。
コミュニティーの中で、最初の投稿をいかに引き出すのかと、それに対してのFBが大切ということ。コミュニティーの目的が入ったすぐにわかるのは、自分が入る時に気にしているところで、運営する立場になると多くに人に入ってもらいたいと目的が変わるなと改めて実感しました。
既存顧客との関係性を強くし、サービスを双方向に作り上げていく観点は非常に興味深いです。
顧客との対話を通じて、彼らのニーズやフィードバックを正確に把握し、それを元にサービスの改善や新たな価値提供を行うことが重要。
顧客との信頼関係を築きながら、持続的な成長を実現するためには、双方向のコミュニケーションとフィードバックループが欠かせないと感じました。
コミュニティはユーザーだけでなく、従業員同士でも効果があるとのことで、そこから行動の変化が生まれ業務改革できれば素晴らしいと感じた。
お客様同士が交流するコミュニティを作り、そこから得た情報をマーケティング戦略として活かす手法を今回初めて知り新鮮だった。
給料はお客様から来ているということのあたり前のことを再確認。自社ビジネスの立ち位置を知り、修正、進捗させるための一手段がコミュニティドリブン(というコンサルティングファームらしい命名)と分かった。
コミュニティ運営というところでは知見がありませんでしたが、コミュニティについての学びになりました。特に、今回はBtoCやBtoBなどの話が中心でしたがこういったコミュニティの話は、行政や政治家の方々の方がもっと積極的に取り組む必要があるのではないかと思いました。
【開催概要】
タイトル | コミュニティドリブンで進化するビジネス 〜 様々な事例をもとにコミュニティの活用方法を探る 〜 |
日時 | 2024年3月26日(火) 18:00〜 アクセス可 18:15〜20:00 研究会 |
講師 | 久松 佑輝 (ひさまつ ゆうき)氏 コミューン株式会社 プロダクト責任者 |
申込方法 | BPIA会員以外の方も参加できます。 事前のお申込みが必要です。 下記フォームまたはFacebookイベントページよりお申込みください。 |
開催方法 | Zoom ※参加表明をいただいた方には、後日、開催情報(URL等)をお送りします 【Zoom開催にあたっての注意事項】 ※ 表示名は「氏名」にしてください。 受付時にお申込者リストと照合するため、お名前がわかる状態にしてください。 表示名がリストと一致しない方は、ご退出いただく場合があります。 ※ 参加者の方も「顔出し(カメラON)」でご参加ください。 移動中等、顔出しができない場合は、事前にご連絡ください。 ※ 質問の際以外は、ミュート(マイクOFF)にしてください。 ※ 初めてZoomをお使いになる方は、事前にZoomのインストールが必要です。 |
備考 | 勧誘・セールス・就職活動等を目的とした方の参加は固くお断りします。 |
「コミュニティマーケティング」ー
既存顧客同士が交流するコミュニティを作り、そこから得た情報をマーケティングに活かすマーケティング戦略。
このコンセプト自体は新しいものではありませんが、今、なぜ再び注目を集めているのでしょうか。
その背景には、業界やBtoB/BtoCを問わず直面している、ビジネス環境や社会の変化があります。
Z世代の80%以上が広告をスキップしているという調査もあるように、ユーザーの広告離れが加速し、広告の費用対効果や新規顧客獲得コストは悪化しています。
そこで企業は、既存顧客と長期的関係性を築き、LTV(顧客生涯価値)を向上する戦略へと方向転換し始めています。
コミュニティマーケティングは、有力なLTV向上施策のひとつですが、ただ顧客を集めればいいというものでもありません。
顧客ロイヤリティを高め、良質な新規顧客も集めることができるコミュニティづくりにはいくつかポイントがあります。
Sansan、カルビー、学研、BEAMS、LIXILなど、幅広い顧客をもち、海外企業からも注目を集めるコミューン社の久松氏に"コミュニティ"の構築・運用のポイントについてお伺いします。
【講師より】
今日のビジネスで成功するには、ただ製品を売るだけでは不十分。ユーザーコミュニティと一緒に成長し、彼らの声を製品改善に活かすことが重要です。そんな「共創」の力をどう引き出し、ビジネスモデルをイノベートするか、具体的な事例とともにお話しします。
まずは、コミュニティ中心のアプローチがなぜ今の時代に必要なのか、その理由とメリットを掘り下げます。実際に成功事例を見ながら、どうやって顧客エンゲージメントを深め、ファンを作り出すか、その秘訣を共有します。
次に、フィードバックループの魔法について。ユーザーの声を製品開発にどう生かすか、実践的なテクニックを紹介。参加者が明日からでも使える、具体的なアイデアを提供します。
コミュニティとの強い絆を築き、それをビジネスの成長エンジンに変える方法をお伝えできればと思います。
久松 佑輝 (ひさまつ ゆうき)氏
コミューン株式会社 プロダクト責任者
大阪大学卒(大学院中退)。プロダクトマネージャーとデータサイエンティスト、二足のわらじを履く。
株式会社Speeeでデータサイエンティストとしてキャリアスタート。広告レコメンド、入札最適化アルゴリズムの開発を主導。
副業では多様なデータ分析プロジェクトに従事しながら、株式会社データミックスで500回以上のセミナー登壇経験あり。
プロダクトマネージャーとしては、株式会社Datachainにて、大手企業向けブロックチェーンPoCを主導。
現在、コミューン株式会社にてプロダクト責任者として、30名のチームを率い、AIを活用したコミュニティサクセスプラットフォーム開発を推進。
▼ コミューン株式会社 公式サイト
■ナビゲーター
井ノ上 美和
■主催
BPIA (ビジネスプロフェッショナルインキュベーション協議会)
■共催
ITmedia エグゼクティブ
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